「ダビデ像の『手』がこんなにリアルだって知ってた?」さすがは巨匠ミケランジェロだと感心の声
ダビデ像といえば、レオナルド・ダ・ヴィンチと並び称されるルネサンスの巨匠ミケランジェロの最高傑作のひとつ。(フィレンツェのアカデミア美術館に収蔵)
教科書にも載っているほど有名な作品ですが、実際に目の前で見てみないと、どのくらい精細に作られているかは実感しにくいものです。
そのダビデ像の手をアップに撮影された写真が、「こんなにもリアルなのか」と話題を呼んでいました。
これはリアル……。
手の甲に浮き上がる血管、小さなシワや節々、そして爪や骨格にいたるまで、体温さえ伝わってきそうなリアリティがあります。
手だけを見ても圧倒されるとは、さすがはルネサンスを代表する彫刻作品ですね。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●自分の手でさえ、そこまでリアルじゃない。
↑本当だよ。自分のなんかロウで作られたかのようだ。
↑それはタコスの食べ過ぎだろう。
↑タコスに食べ過ぎはないと思う。
●「どれくらいの時間が費やされたかを知ったら、誰も天才とは呼ばないだろう」 ―ミケランジェロ
↑それは謙虚から来てる発言。やっぱり天才だよ。
↑それが意味するのは、天才とは、仕事を速く量を減らす方法を見つけた人のことを指しているんじゃないかと思った。
●驚くべき偉業だよ。前に紹介されていたけど、このジャン・ロレンツォ・ベルニーの彫刻「プロセルピナの略奪」の細部もすばらしいよ。
(Gianlorenzo Bernini - Album on Imgur)
↑男(冥界の王プルート)の手が、女(女神プロセルピナ)の肌に食い込んだ感じがクレイジーだ。
●ミケランジェロがダビデ像を制作したのは26歳のときだ。しかもダヴィンチとの競争に勝って契約を得たんだ。
↑彼は恐ろしい男だよ。80歳であのシスティーナ礼拝堂の全ての壁を手掛けたんだ。(「創世記」や「最後の審判」)
●ツアーガイドと一緒に見に行ったよ。もともと屋根の上に載せるつもりで、手と頭は大きく作られたそうだ。遠くから見ると見た目の比率はちょうどよくなるはずだった。
ところが重すぎて屋根の上に載せられず、地上に置かれた。そのために体の比率はちょっと悪いんだ。
↑自分も実際に見て手が大きいので驚いたよ。なるほど、理由がわかった。
●自分はアニメのシンプソンズの手さえ描けないよ。
たしかに大きな手をしていますが、そんな理由があったのですね。
実物を鑑賞する機会があれば、ぜひ手にも注目してみようと思います。
秋田書店 (2015-02-06)